上棟式(じょうとうしき)および棟上げ式(むねあげしき)と呼ばれるセレモニーは、新築工事における日本独特の風習です。ですが、ほとんどの人が家を建てるのは始めてでしょうから、何を準備するのか、なんのための式なのかご存知ないのではないでしょうか。
そこで、2022年現在の鳥取周辺の上棟式の現状について解説します。これを読めば上棟式のを行うときに何を用意したり誰に対しておもてなしをするのかが分かります。新築の準備の一貫として参考にしてください。
合わせて読みたい
上棟式の目的は、工事の第一日目に工事が無事進み、棟木(むなぎ)を上げ屋根を拭くことができたことを祝うことにあります。そのため着工するその日の午後、あるいはお昼に行うことが多いようです。
かつては、近所に住んでいる人にも声をかけ、棟梁が屋根に登ってお餅を巻くなどして大々的に祝ってもらうものでした。最近の鳥取市周辺ではそういう施工主さんはほとんどありません。
2022年現在の上棟式は、工事を請け負ってくれる大工さんたちのねぎらいという意味がメインになりました。加えて、今後家造りが安全に進むこと、完成後の自分たちの新しい生活が幸福であることなどを願うという側面もあります。
地鎮祭と同じ日本独特の習慣で、こちらも不文律などはありません。宗教的な理由で上棟式を行わない家庭もあります。ですが工事をしてくれる人たちは危険な作業をこなし、自分たちの家を作ってくれるのです。あくまで礼儀や敬意の表しとして、新築計画に加えておきましょう
とはいえ、近年の新築の様式によっては上棟式がおこわれないケースも増えてきました。「棟木をかける」という工程を省略している工法を採用している工務店の場合ですね。
昔ながらの大工仕事で建てる家ではなく、輸入住宅であったりツーバイフォー工法といって予め準備したパーツを組み合わせて家を作っていく場合には、上棟に当たる作業が無くなっています。
工事自体も大工さんが行わないので、従来のような上棟式が行われなくなっているのです。
古くからの上棟式は、新築で宴席をもうけて大工さんたちにお酒とごちそうを振る舞い、一緒にお祝いをするものでした。2022年現在では、飲酒運転の撲滅などの目的もあって工事後の宴会は行われていません。
その代わりに、
これらのやり方が一般的になりました。
上棟式に何を手渡すか、品物かお金かは、決まったルールが存在しません。そのためどこに何をお願いするのか、ご祝儀はいくらくらいが適当なのか非常にわかりにくくなっているのです。
そこで、工務店の担当の方に他の家庭がどんなことをしたのか尋ねてみてください。ご祝儀にいくら包めば良いのかや、お弁当とお菓子のどちらを用意すればいいのかを教えてくれます。
大工さんたちも、普段と同じようにもてなしてもらうほうがいいでしょう。無理をしてごちそうを準備するのでなく、その会社のやり方に従うのがお互いに負担なく品物を用意できますよ。
工務店によっては、大工さんが工事を終えたとき、施工主さんに一言挨拶をお願いする場合もあります。いわば上棟式の締めくくりですね。
服装は特に正装する必要はありません。格式張った挨拶でもありませんので、「お疲れさまでした」「本日はありがとうございました」「今後も安全に気をつけてどうそよろしくおねがいします」など簡単な言葉が出てくるように備えておいてください。
もちろん、会社によって挨拶の必要はないところもあります。ですが、急に一言お願いされてとっさに上手く話せない人も多いかもしれません。ひょっとしたら挨拶するのかな…、と心の準備をしたり、工務店の人に聞いてみておくなどしてください。
上棟式は決まった形式があるセレモニーではありません。しかし、工事の安全と今後の幸運を祈るために一種の節目といえるイベントです。
主な準備品は、大工さんたちへの軽食やお菓子、お酒やご祝儀といったもの。体を使って働いてくれる人たちへのねぎらいですね。相場や慣習がわからない場合は担当の人に聞いてみるのがいいでしょう。なんにせよ、特にこだわりや理由がない限り、上棟式の準備は必要になります。
なによりも、自分の家がいよいよ着工する大切な1日です。自身も楽しんで過ごせるように、ぜひ思い出に残るような贈り物の検討をしてください。
鳥取県内で家づくりの相談なら!トリスマに相談
家づくりスタート!
まずは、不動産会社? 住宅会社? 銀行、、?とお困りの方も多いのではないでしょうか?
そんな「家づくりにお悩みの方」におすすめなのが、鳥取県内に店舗をもつトリスマです!
トリスマにできること
✓自分に合ったハウスメーカーが見つかる
鳥取県内34社のハウスメーカーを1度の来店で比較できます
✓営業マン不在で住宅見学が可能
提携住宅会社のモデルハウスをトリスマスタッフがご案内します
他にも
・鳥取の補助金・助成金についてのご説明
・鳥取県内の土地や住宅ローンのご相談も承ります!
\トリスマについて/
詳しく確認する 〉