鳥取市だけでなく、新築を建てるためのメーカーと打ち合わせを行っても断れてしまう提案というものがあります。メーカー側としては、契約を結ばなくては自社の利益になりませんからあまりはっきりと「ダメ」「無理」という発言はしません。
それでも、間取りそれから素材、資金という3つテーマにおいては、メーカーの出来るできないがはっきりと分かれてしまうのです。その結果、自分たちが造りたい家の方向性がなかなか定まらず、時間を掛けても話し合いが実りません。
そこで今回は、メーカー側が不得意と判断した時、断られやすい3つのテーマについて解説します。なぜその提案が通らないのか、提案が通らない時に他のメーカーに変更する判断基準について説明しましょう。
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住宅メーカーが「それは無理だ」と主張しやすい提案の第一が、間取りについての要望です。新築を建てる予定にしている土地の広さや位置、隣家との距離を考えてどうしてもできない設計というものがあるからですね。
土地に広さに対して、道路から取らなくてはいけない距離の決まりがあり、その中で建ぺい率といって建物の大きさの限界もあります。それに逆らって広くゆとりのある住居は建てられないのです。
特に、ハウスメーカーや工務店の得意分野が大きくゆったりした空間を持つ家造りだった場合は困難です。そうしたメーカーは、小さなスペースに効率よく部屋を配置する経験をしていません。やったことのない仕事は、企業側にもストレスが多いので、なかなか依頼を受けてくれないのです。
それならば、その会社とは契約を結ばず、狭小住宅を得意としている住宅メーカーを探すほうがいいでしょう。
ハウスメーカーが行う注文住宅にはフルオーダーとセミオーダーの2種類がありますが、どちらも企業が準備している仕様のなかから希望に合わせてピックアップして組み合わせていく仕組みになっています。そのため、ハウスメーカーが行う注文住宅では企業の得意分野意外の要求がなかなか通りません。対応がマニュアル化されているからですね。
それに対して、工務店では設計図面の段階の要望をハウスメーカーに比べて柔軟に受け付けてくれます。その分、注文住宅メーカーに比べて図面が上がってくるまでに時間がかかり、話し合いも長い間かかります。
時間的にゆとりがあって、しっかり話し合いをした上で希望する家を建てたいと考えている人なら工務店がおすすめです。ですが、スムーズに話しを進めて予定の期間内に引っ越したい人は大手の注文住宅メーカーの方が向いています。
間取りの場合と同じように、メーカーのコンセプトに合わず今まで取り扱ったことのない素材(外壁材、断熱材、壁紙など)を使いたいと提案しても、難色を示されてしまいます。特に、地域の顧客を中心に運営している小規模な工務店ではその傾向が強くなります。
会社の方針として、自然素材を用いて環境に優しい家造りをモットーとしているメーカーに、素材にはこだわりがなく化学的なものでいいから低価格に押さえてほしいと要求しても話しが噛合ません。
仮に、無理を言って希望する素材を取り寄せてもらうとします。普段仕入れたことのない外壁材などを扱うのは、職人さんにとっても負担ですし、これからもどんどん同じ要望を訊いていると仕入れ先を増やすことに繋がってしまうのです。
結果企業の利益が出ないので、メーカー側は慣れない素材を避けたがります。事前にどのメーカーがどんな素材を使って家を建てているのかがわかっていれば、こうした行き違いを経験せずに済みます。
上記2つのテーマについても、もし資金面の都合が付くのだとしたら解決できることもあります。しかし、メーカーの担当者の方に「後1000万円上乗せできればこの内容で施工できます」と言われて、簡単に承諾出来る施工主さんはごくわずかです。
追加資金が必要になったとしても、100〜200万円程度が限度ではないでしょうか。少なくとも鳥取市周辺で1000万円単位の増額に対応出来るケースはあまりありません。実際の打ち合わせの場面です、「お客様の希望を叶えようと思ったら、この予算では無理だな…」と担当者さんが口に出せなくても思っていることが多いようです。そのため、やはり円滑な話し合いができなくなってしまいます。
それならば、はじめから追加資金も合わせた金額を提示し、その範囲内で希望に叶う家を作ってくれるメーカーを探したほうがいいのではないでしょうか。
特定の一社に断られてしまっても、他の会社にお願いすれば希望が叶うというケースが多いのが新築づくりの現実です。多くの施工主さんは初めての家造りですから、そうした状況が分からないですよね。だから、メーカーに無理、あまりおすすめしないと言われると、そうか自分たちの建てたい家は作れないのだ、と思って希望している施工をあきらめてしまいます。
ですが、もしSNSなどに自分のニーズと近い内容の新築がアップされたとしましょう。すでに似た家があるということは、自分たちが建てたい家を作れる希望があるということ。
トリスマでは、希望する家のモデル写真などを見せていただければ、それに合った施工をしているメーカーを提案したり、プランを改めて組み立て直すできます。加えて、間取りや素材に関するこだわりがどの程度のものか、絶対にゆずれないほど強いものかをカウンセリングを通じて判断します。
そして最もこだわりたいマストなニーズを抽出し、施工主さんにとっての無駄を省いた家造りのサポートをしています。メーカーに提案を断られ、どうしたいいか分からないという場合もお気軽にご相談ください。
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