鳥取市周辺で建て替え計画を考える時の注意点と円滑に進めるコツ

2022年現在、鳥取市周辺では身内やご親戚が所有している土地や古い家屋を解体して、そこに新築を建てたいというニーズが高くなっています。おじいさんやおばあさんが住んでいた家があるけど、お亡くなりになったり引っ越されたりして空き家になっている。だから活用したいという場合ですね。

ですが、その際どうやって残った建物を処分すればいいのか、いらない家財はどうしたらいいのか。そもそもおじいさんの名義になっている不動産に自分の家を建てていいのだろうか、ということに迷う方も多いようなのです。

そこで、今回はご家族ご親族の土地や建物を転用して新築を建てたい場合の注意点について解説します。トリスマスタッフができるサポートについてもご説明しますので、気軽にご活用ください。

既存家屋の解体見積もりは迅速に行うのが必須

まず、すでに建っている古い建物の解体見積もりを早期にもらうことが重要です。家の大きさや構造にもよりますが、一棟の住宅を取り壊すのに少なく見積もっても数百万円の費用がかかるからです。2000万円で新築を考えている場合に、解体だけで200万円以上の出費となるとその後のプランニングがだいぶ変わってきます。全体の予算の目処が立たないと、ハウスメーカーを決めることもできません。

古い建物のそのまま残して住宅メーカーの担当者さんに相談しても、解体費用の目処を建てることはできません。ハウスメーカーのスタッフの方は、住宅解体について専門ではないからです。おおよその金額は分かりますが、だからこそ却ってその金額で計画してしまい、のちのち追加費用によって予算総額がアップしてしまうことも起こりえます。

そのため、建物解体業者さんにお願いしてどのくらいで既存家屋の撤去ができるのか調べてもらうことが重要なのです。

廃品の処理はできるだけ自分たちでやることも大切

古い家を片付けるとなると、いろいろともう必要のないものが出てきます。古い布団やタンスや鏡台のように、新築に置くことができない、利用することのない家財ですね。

こうした品物はまるやす産業のような廃品回収業者さんに依頼して処分してもらうのがおすすめです。ただ、それにも費用がかかります。布団やテーブルのように分別ゴミに出せたり自分たちで処分場に持って行ったりすることができるものは、極力自力で廃棄しましょう。

また、小道具の類が骨董買い取りショップに依頼すると、買い取ってもらえることもあります。お金を出して処分するよりは利益になりますね。

庭木や塀の撤去も同時に考える

古い建物ほど、庭木や庭石を配置し庭園の形を整えているお宅が多いものです。池があったり縁石が敷いてあることもあるでしょう。こうした木や石も、新築に必要がなければ処分してしまうほうが得策です。

木はほうっておくとどんどん伸びてしまい近隣の迷惑になります。石も場所を取ってしまって車を置くスペースが取れなくなるかもしれません。

樹木の撤去には、根本から掘り出して取り除かなく必要があります。大きな木ともなると大掛かりな作業になってしまいますから、庭園業者さんとにも併せて見積もりをお願いしたほうがいいですね。

鳥取市にありがちな問題・納屋に残された農機具や農薬の撤去

鳥取市周辺や、山間部にありがちな問題なのですが、古い納屋や物置に壊れた農機具や農薬が何十年も放置されたままになっていることがあります。鳥取県東部の古い農家さんには、「門長屋」という門と物置が一体化した独特の機構もあって、こちらの解体にも大きな費用がかかってしまいます。

農機具の処分や農薬の処分にもお金が掛かります。場合によってはこれだけで200〜300万円の出費になることも。特に農薬は、一年間で処分を依頼できる期間が決まっていて、それを逃すと廃棄ができませんから工事の日程がずれる弊害もあるのです。

ご親戚が退去するときに、農具や薬品がそのまま残されている可能性を考えて、下見を重ねて計画的に廃品の片付けを行っていきましょう。

名義はどうするのか？残したまま新築する方法と名義変更の話し合いについて

不動産の名義変更に関わる話し合いの順序については、トリスマスタッフが必要な内容をアドバイスすることができます。というのも、状況によって名義変更のメリット・デメリットや、手順がが大きく変化するからです。

土地の名義を変更するのか、もとの所有者のままにしておいて新築を進めるのか。名義を変更する場合、現在の名義人であるおじいさんが病気で、意思決定ができない状態だったらどうするのか。話し合わなくてはならないテーマは各家庭によって様々です。

名義を新築の施工主の方に変更するとなると、その方が被相続人になるわけです。同じように相続の権利を持っているご兄弟やご親戚の同意を得なくてはいけません。

さらに、名義人の方が自力で捺印の意思決定ができない状態であったら、成年後見人の指定が必要です。その役目を誰がするのかということも、ご家族で話し合っていただかなくてはいけないのです。

こうして名義に関する話し合いが決着しないことには、ローンを組むことができなくなります。ローンが組めないとそもそもハウスメーカーとの打ち合わせもスタートしません。

名義変更が進捗しない場合には、新築以外の選択肢も紹介します

土地や建物の相続に関する親族間の話し合いは、簡単に進捗しない場合もあります。時間がかかった挙げ句、相続することができなくて新築計画が白紙になるという可能性もあるくらいです。

もし、古い土地を活用して新居を建てる計画が難しくなった場合には、他に利用しやすい土地を探したほうがいいかもしれません。あるいは、建売を購入することですぐに引っ越ししたほうがいいこともあるでしょう。お子さんの入学や進学が迫っている場合などですね。

新築づくりは時間がかかるほど施工主の方のストレスが大きくなり、費用もかかってしまうものです。いろいろな可能性も考慮して、トリスマスタッフがアドバイスさせていただきます。

まとめ・既存の土地利用は解体計画を迅速にすることがポイント

ご親戚やお身内の所有の土地を使って家を立てるとなると、そこにある古い建物や残された道具の処分という問題から対処しなくてはいけません。

いちばん大変なのが、取り壊しを始めてからどんどん知らなかった農機具や灯油といった処分の難しい品物が見つかってしまう場合です。あるいは、古い土塀を壊さないと工事のための機械を搬入できないということもありえるでしょう。

こうした事前準備に時間と費用が取られてしまった結果、工事の予定が遅れてしまい、希望したタイミングで引っ越しができなくなることも。

同時に、土地の名義変更をするのか、元の名義を残したまま新築するのかの話し合いも時間がかかってしまいがちです。必要ならば行政書士の方などに間に立ってもらう方法もあります。

一連の処分や話し合いのアドバイスに関しても、トリスマスタッフは経験と知識を持っています。解体費用が高額になりそうで困っている、親族のやり取りを仲介してもらいたいという場合にもお気軽にご相談ください。

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