今回は、土地、建物、工事費以外に見落とせない資金計画の13項目について解説します。
新築を建てるための費用=土地と建物に必要なお金。
こう考えている方は本当に多いです。ですが、土地代、工事費、家そのものに必要な予算が新築造りの費用の全てではないのです。
実はハウスメーカーや工務店さんの打ち合わせでは出てこない、見えづらい予算構成が数多くあります。地盤改良や、エクステリア、登記費用、火災保険、銀行の調査費用。こういった項目ですね。
場合によっては、予算構成について熟知していないと、あとで思わぬ出費に見回れるてしまいます。
それを避けるにはどうすればいいのか。解説していきましょう。
メーカーとの打ち合わせで出てくるのは、内外装に関わることがメイン。つまり、どんな間取り、どんな外壁、どんなキッチン、といったことですね。そしてそれにどれだけ費用がかかってくるのかが話し合いの中心になります。
ですが、現実にかかる費用はそれだけではありません。
「土地と建物以外にどんな費用がかかるの?」
と驚かれる方もあるかもしれませんね。新築を考える多くの家庭で、物質的な費用のみローンなどの資金計画に計上されています。それだけ、いわゆる諸経費の実情については理解が及んでいません。
加えて、費用構成について書面での説明があるかは、住宅メーカーや工務店によってもことなります。A社では◯◯についての項目が明記してあって、B社では◯◯については書かれていないけれど△△について詳細に書かれている。こういうことがよくあります。
具体的には火災保険や、土地改良、オーダーカーテンについてですね。これらの説明があるかないかが、かなりばらついています。メーカーによって差が大きいのです。
そこで、見落としがちな「これをチェックしないと余計な出費に繋がる」10項目について以下に説明していきましょう。
資金計画書のテンプレートは各メーカーのオリジナルです。なににどれだけ掛かるのか、メーカーごとに表現が異なると考えてください。
そのため、家造りに掛かる現実的な金額がわかりにくくなっています。そこで、資金計画書を見るときのこつとして、「これが書いてあるかないかで予算設計が大きく変わる項目13」を説明していきましょう。
資金の詳細についてはこの記事でも詳しく説明しています。合わせてお読みください。
抜けがちなチェック項目こそ、新築造りの基礎知識といえます。
新築家庭に不可欠なものなのですが、意外と視野に入っていない項目です。家具家電一式、あるいはお子さんが自室を持つのでベッドや学習机の新調を考えると、数十万円単位の出費になることもあります。
それに、新築購入を考えるタイミングというのは、冷蔵庫や洗濯機などの家電が経年劣化していて、大々的な買い替えが必要になる時期ともリンクしやすい現実があります。
直接家造りとは関わってきませんが、生活には密接した項目です。まずひとつ目の大切なチェック項目としご確認ください。
こちらも建物の家造りとは直接関わっていませんが、同じく新築作りに欠かせない項目です。新しい家が建つということは、今住んでいる場所から引っ越すことにほかなりませんよね。
現在住んでいるアパートを引き払うための解約金、先ほどとは別に大型家電の処理やクリーニングに掛かる費用など、場合によっては高額になることもあるのです。そのため引っ越し業者に支払う金額、いらないもの廃棄に必要な費用も新築づくりの費用として考えることが重要です。
テレビのアンテナ工事は、ハウスメーカーや工務店を通じて依頼することも多いですが見積されていないケースも多々有ります。そのため思いがけない出費に繋がりやすい項目です。
住宅メーカーによっては、設置工事に関わる大まかな金額や、提携している家電メーカーのプランを紹介してくれることもあります。
オーダーカーテンを希望する場合にかかる費用です。専門メーカーを紹介してくれるか、自分たちで探さなくてはいけないかで大きな差が生まれるので、ぜひチェックしていただきたい項目です。
そもそもフルーオーダーのカーテン自体が高額な商品なので、どのメーカーに依頼するのか検討することも大変でしょう。この項目が計画書に入っているかどうか。カーテンにこだわりたい方は見落とさないようにしていただきたいと思います。
火災保険は見落としがちな予算の代表格と言えます。2021年現在で、火災によって保険代が降りるというケースはかなり少なくなっています。どういうことかと言うと、家自体が高性能化していて、めったに火事が起こらないからです。オール電化でIHコンロを使っている場合などがそうですね。火元が住宅内に存在していません。
そこで、火災保険を選ぶ場合は、「汚損破損の保証も」あり、という保険商品がおすすめです。うっかり窓を割ってしまった、子どもが遊んでいて椅子を倒してしまって壁に穴が空いた、という場合に適用される保険なので、いざというときに助かります。
「省令準耐火構造の家」という、木造建築ではありながら、火災に強いと認定されている家を建てる場合だと保険料の割引率が高くなることもあるので、火災保険の費用は必ずチェックするようしてください。
土地と建物を購入するためのローンが組めるか、金融機関が調査するために必要な費用です。ローンは「借りる」というより「金融商品を買う」というものなので、資金がなければローンは組めません。お金がないとわかっていたらお店は商品をい売りませんよね。だから、依頼する施工主にローン返済の能力があるのか、職種、勤続年数、現在の借入金の総額がいくらかを調べなくてはいけないのです。そのための諸経費です。
このハウスメーカーだからローン審査の費用が安く済んだ。こういうことはあまり起こりませんから、一定の出費を想定しておかなくてはいけませんね。
購入した土地と建物が自分の物だと証明するために必要な手続きが、土地登記です。司法書士さんなどにハウスメーカーや工務店側が依頼するものになっています。こちはもメーカーによる大きな違いはありません。金融機関の審査費同様に、必ず必要な項目だとお考えください。
駐車場を造ったり、犬走りを造ったり、庭木を配置する費用です。ありがちな勘違いで、「家を建てる」という工事の中に外構工事費まで含まれていると思ってしまう。こういった施工主さんは割合多くいます。
住宅建築は、あくまで建物について。駐車場にコンクリートを敷いたり、砂利を敷いたりすることは別のメーカーが対応することもあるのです。
庭をどのように作っていくかは、住宅のデザインや大きさによって金額に大きな差が出ます。そのため要注意な項目と言えます。
鳥取市内では、ほぼ地盤改良は必要です。特に町村部の分譲地は、もともと畑や田んぼだった場所が使われているので、地盤が比較的柔らかいのです。地質学的にみても、湿地が広がっていた時代が長く、地盤がしっかりしていません。宅地に向いていない地区が多いという特徴のある地域なのです。杭を打つなどの補強工事をするのが前提といっても言い過ぎではないですね。
この項目こそが、もっとも費用のかかるテーマ。そして、いざ支払い、というときになって「え、こんなにかかるの!」とびっくりしてしまう項目です。
注文住宅では、最初の計画通りの家がたつことはまれです。なぜかと言うと、工事を進めながら少しずつ少しずつ追加費用が発生するのが一般的だから。希望通りの家が建つというメリットは大きいですが、資金にゆとりがない場合はのちのち大きな問題になってきます。
だからこそゆとりをもって予算設計しなくてはいけません。「この工事、施工はやってもらえるものだと思っていたのに!」というようなことが起こることを防ぎましょう。
「エクステリアやカーテン、テレビアンテナ設置費も見積りに入っているよね」
というのが新築の資金設計で起こりやすい勘違いということを解説してきました。
今回紹介した13項目が、メーカーの提示する計画書に書いてあるのか。これをチェックすることは欠かせません。もし、記載がない、説明がないなどの場合は要注意です。ぜひ担当者に確認をしてください。
ここを見落とすと、最初に考えていた予算設計を大きく越えてしまうこともあり得ます。家造りは建物だけの費用ではない。諸経費という概念も合わせて可能な金額について考えていきましょう。
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