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見積書で確認すべき6項目。メーカーと施工主のズレを解消

打ち合わせを通じて家の図面ができあがると、具体的な金額の見積書がでてきますね。

一般的に、住宅会社側は土地代にいくら掛かって建物代にいくらかかるかを中心に説明してくれます。その他に必要なものとしては、地鎮祭や棟上げ式の手数料に関することなどでしょう。

ですが、ここで注意が必要です。住宅会社が想定している「建物代」に含まれる実際の「建物の内容」、きちんと把握出来ていますか?

実は作ってくれる企業によって「建物代」の内容がかなり違うのです。入れ物だけを作るのか、外回りの施工やエアコンの工事までやってくれるのか、実に様々。

そのため、完全に住める状態になるまでお願いしたつもりが、実際にはエアコンが付いていない、駐車場のコンクリートがない、だから追加の資金が必要、ということが起こってしまいます。

そこで、こうした食い違いを事前に防ぐための見積書の見方の解説です。見積書の中で必ず見ておくべき6つのポイントと、予算について住宅会社と意思の疎通を図るためにトリスマが行うサポートについて解説します。

どうして食い違う? 住宅会社の想定予算と施主のイメージ

土地代、建物代合わせて3,000万円で見積もりをしてもらったとしますね。でも、その3,000万円の中に組み込まれている「仕事内容」は住宅会社と施工主で大きく食い違っていることがよくあるのです。その食い違いをお互いに確認しないまま施工が進んでしまうと、のちのちのトラブルに繋がりかねません。

どうして相互の認識に食い違いができてしまうのでしょうか? 一つには、ハウスメーカーや工務店には

「この費用は自己負担してもらえるだろう」という、「経験からくる暗黙の了解」があるからなのです。家造りという業種は、昔から大工さんによる職人仕事です。家を建ててもらう、というスタイルが未だに根深くて、ユーザーファーストで説明できていない側面があるのですね。

ですが、初めて家造りを体験する多くの施工主さんにはこの「暗黙の了解」に対する知識や認識がありません。

こうした食い違いが解消されないまま、どんどん工事に発展してしまうことも。メーカーと施主で見積もり内容を了解出来ていないまま家造りが進んでしまうことに、十分注意していただきたいのです。

ここは見逃せない!見積書の重要項目6選

施工に関する見積書の仕様は、住宅会社によって異なっています。つまり、書いてある内容がそれぞれの会社によってまったく違うと言っても良いのですね。詳細に書いてあったり、大まかな項目しか設定されていなかったりなど。

予算3,000万円に対するイメージのズレが起こりやすいのはここが原因であったりします。しかも施主側からすれば、見積もりの中に何が書いてあり、何が省略されているのか、見ただけでは分かりづらいものです。

そこで、見積書を出してもらったときにかならず確認すべき6項目について解説しましょう

外構工事

庭、外構、エクステリアなど様々な言い方がありますが、簡単に言うと敷地内の建物以外のスペースに関する施工のことです。例えば駐車スペースのためのコンクリート打ちをしてくれるのか、庭木の配置について考慮してあるのか、雑草よけのための砂利をしいてくれるのかなどが含まれます。

多くの施工主の方は、外回りも含めて施工だと考えてしまいがち。でも、工事する側は家を建てるのが専門なので、外構は他の業者さんに頼まなくてはいけないことが多いのです。引き渡しの段階になってから駐車スペースがないとなると大変ですよね。だからこそ、外構工事に関する費用はまず確認しなくてはいけません。

エアコン取り付け

提携しているメーカーを仲介し、取付工事をおこなってくれるのかも重要な確認項目ですよ。家庭によっては、自分たちで家電メーカーに依頼して好きな商品を施工できることもあるかもしれません。その場合は、エアコン工事の費用をカットしてもらうということも可能です。

ですが、壁に穴を開けてダクトや室外機の設置を行う費用は小額ではありませんし、引っ越してから間取り的にエアコンが上手くつけられないことが分かることもあったりするのです。

そのため、エアコン工事のためにメーカーを紹介してもらえるのか、工事費用が見積もりに含まれているのか、見逃してはいけません。

火災保険、各種保険

火災保険や風雪害保険、地震保険に入るための費用が組んであるのかも重要です。オール電化住宅の場合など建物仕様によって割引もありますが、一般的には10年の保険期間の場合、数十万かかる場合もあります。保険会社を慎重に選ばなくては、思いがけないに出費につながることもあるのですね。

保険商品自体にも価格設定に差があるため、自分で最適な保険を探すのもなかなか大変。各種保険に加入するための費用が、そもそもの家を建てる予算に入っているのかをしっかり確認しておいてください。

カーテン、カーテンレール

こだわりのある人は、オーダーカーテンを希望することもあるでしょう。その場合、サーズやデザイン、カーテンレールの種類、大きさなど決めることがたくさん出てきます。フルオーダーの場合ならかなり高額になってしまうこともあるのですね。

見積もりの中にオーダーカーテンに関する項目があるのかも、しっかり確認しましょう。あくまでも予算の範囲で希望が叶うかどうかを見極めてください。特に女性は気になる項目かもしれませんから、夫婦間の話し合いも大切ですよ。

登記費用

建物が建って引き渡しも済み、鍵をもらったとしても、登記を行わなくてはまだ自分ものではないのです。登記とは、

「自身が所有する土地であり住居である」

という証明をするために、自治体の法務局に対して所定の書類を提出する作業のことです。場合によっては司法書士の方に依頼しなくてはいけないこともあるので、そのための諸費用や調査費などが組み込んであるのかも確認しておきましょう。

借り入れ諸費用

金融機関で審査を受けてローンを組み、実際に費用を捻出することができるのか調べるための諸経費も必要です。こうした出費は事務手数料として計上されていることも多いので、特に分かりにくい項目と言えます。

銀行や信用金庫に提出しなくてはいけない書類を自分で準備するのか、何を用意しなくてはいけないのかも、事前に確認しておきましょう。

金融機関の事前審査についてはこちらの記事でも解説していますので、参考にしてくだい。

話し合いでは図面についても確認を行う

見積もりの確認と同様に大切なのが、実際に建つ建物の図面の確認ですね。こちらも初見でポイントを読み解くのは大変です。それなりに知識のある人でなくては、電源の位置や間取りの利便性を理解するのは大変でしょう。

メーカーとの話し合いには必ずトリスマスタッフが同行します。もし、図面に書いてあるエクステリアのイラストが気になったら、こういう施工もしてもらえますか、あるいはただのイメージ画像ですか? という確認をお客様に替わって行います。

だからこそ、見積もり内容の誤解も防ぎつつ図面と照らし合わせながらの話し合いがスムーズに進められるのです

図面を交えた話し合いについてはこちらの記事でも解説しています。参考にしてください。

まとめ トリスマはメーカーと施主のコミュニケーションの架け橋になります

実際に建てる家についての話し合いを重ねても、メーカーの想定している見積内容と施工主のイメージのズレを見つけるのはむずかしいものです。そのため、トリスマスタッフが話し合いに同行し、意思の疎通が図りやすくなるようにサポートします。

たとえば今回解説した6項目のうち、内容が見積書に記載されていない物があったりしたら、トリスマが積極的に質問を行います。認識のズレは早い段階で解消しなくてはいけません。住宅会社とお客様のどちらにとっても、お互いに無理やムダのない家造りを進めるようにトリスマスタッフが仲介していきます。

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