家を新築するとき、地盤改良が必要なことをあまり知らない人も多いのではないでしょうか。地盤改良とは、家が立つ地面を調べて安全に建築作業を進めるために欠かせないものです。
こちらの記事では耐震性能について詳しく解説しましたが、いくら建物が高性能でも、下の地面がもろかったりやわかったりすると大きな揺れに耐えられないこともありえます。特に鳥取平野の中にある鳥取市旧市街地は新築のための地盤改良をする率が高いのです。
では、地盤改良とはそもそもなんなのか、どうして鳥取市では地盤改良を必要とする土地が多いのかについて解説していきましょう。
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鳥取市の水源でもある千代川は、智頭町の山間から湧き出し数十万年という時間をかけて鳥取砂丘や鳥取平野を作りました。「平野」と名前が着いている地域は全国にも多いですが、同じ用に河川の堆積物によって形作られた場所は地盤が柔らかくもろくなりやすい性質を持っています。
なぜかと言うと、もともとが泥や砂利や砂といった細かい粒子からできた岩石であるためです。水の流れに運ばれて来るのですから、水分を含みやすくなるのも当然といえます。
こうした水をためやすく粒子の細かい岩盤は、軟弱地盤とも呼ばれ山岳地や丘陵地に比べて家を建てるリスクが大きくなります。しかし、日本全国で平野に居住地が多いのは事実で、新築用物件もやはり山間部より平野部に多く作られます。
そこで、安全に長く暮らせる家を建てるために地盤改良といった工事をしなくてはならないのです。
具体的な地盤改良の方法は、鋼管杭というくいを地面に打ってゆるい地盤を固定させるものです。手順は以下の通りです。
※杭の種類は様々です。今回は、一例としてお読みください。
このとき使われる試験機材はいろいろな種類がありますが、一般原的に地面に差し込んだ重りが岩盤にどの程度食い込んでくかという物理作用を反映させるものが多いです。ちなみに重りは回転しながら地面に差込まれるのですが、地面が硬いほど回転数を上げなくては重りが差し込まれません。そのため、回転数を基準に岩盤の強さを判定しています。
試験の結果、地盤が弱い及びあまり強くないと判断された場合に杭打ちの工事が行われます。先に述べましたように、鳥取平野に位置する鳥取駅前旧市街地は、杭を打つ地盤改良を行うケースがかなり多いです。そのため、建物の工事の加えて地盤改良に必要な資金も準備しておかなくてはいけないのです。
地盤改良にあらかじめどれだけの費用がかかるのか、正確に計算しておくことはかなり難しいとされます。河川の堆積物というのは、場所によってかなり複雑に分布するものだからです。すぐ近くの住所でも、硬い地盤とゆるい地盤にはっきり分かれるということもありえます。
地面に打ち込むくいの本数や深さが少ないまたは浅ければ、費用は少なく済みますが、多いあるいは深くなれば高額な工事になるのです。
くいの本数が少なかったり浅かったりすると、100万円以内で施工できることもありますが、場合によっては200〜300万円の追加費用が掛かることも。
新築建設にかかる追加費用についてはこちらの記事でも紹介していますが、とくに注文住宅の場合は当初予定していた費用よりも増額することが多いのです。ゆとりをもった資金計画が必要になります。
耐震性能の決定に必要な判断材料として、ハザードマップの位置を確認するなどの対処はできます。しかし、地図の情報で地面の中まで知ることができません。地盤の調査は新築を建てるときに必ず行われる作業です。調査することで比較的地盤が強いはずの山間部にも部分的に軟弱地盤が見つかることもあります。
その結果地盤改良を施すことによって10年〜数十年の安全保証を得られるのです。保証の期間は改良工事を施工する業者によって異なりますが、少なくとも10年単位で災害がきても安心な家を建てられるのだと思っていいでしょう。
地盤の調査を行わずに基礎工事が始まるということはまずないので、安全を担保するために、調査や杭打ちにかかる費用も家造りの重要な出費だと知っておいていただきたいと思います。
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